訪問入浴って、どんな仕事が知っていますか?
いわゆる「家に来るお風呂屋さん」です。
訪問入浴って看護師の中では、あまりいいイメージ聞かないよ?
でも、お風呂って喜ばれそう!
こんにちは。
訪問入浴歴5年目のよーこです。
SNSで「訪問入浴はきつい」というコメントを読むたび
悲しい気持ちになります。。。
訪問入浴看護師として働くメリット、やりがいをこの記事では伝えていきたいと思います!!
- 訪問入浴看護師として働くデメリット
- 訪問入浴看護師として働くメリット・やりがい
訪問入浴看護師として働くデメリット
まずは包み隠さずデメリットとその対処法をご紹介します。
・医療処置が少ない
・体力と気力が必要
・医療者はひとり
・3人いつも一緒
・急な休み・遅刻・早退をしにくい
医療処置が少ない
看護師の中には、バリバリの医療処置にやりがいを持っている方もいらっしゃるでしょう。
訪問入浴では、ほとんど医療処置がありません。
法律上、入浴に関係しない医療処置をしてはいけないのです。
あくまでも介護サービスだからです。
例えば、痰吸引が必要な方でも、訪問入浴看護師は原則できません。家族に依頼します。
看護師ならできることができないもどかしさがあります。
- 保湿剤、軟膏類の塗布
- 尿道カテーテル、胃ろうなどのガーゼ・固定テープ交換
- 気管切開部のガーゼ・ベルト交換
- パウチ交換
- 傷、褥瘡の処置
一般的にはこれくらいでしょうか。
「医療処置が好き」「看護師としての手技を鈍らせたくない」という方は、長期的に働くのは不向きでしょう。
体力と気力が必要
訪問入浴は、必要物品がとても多く、重たいです。
その物品をスタッフ3人で分担して運びます。
- ナースバッグ
- 排水ポンプ
- タオルセット・予備タオル・浴槽の下に敷くビニールシート
重い荷物を両腕に持って、何階も階段を上がることもあります。
エアコンや暖房器具のない家も稀にあります。
その部屋の中で入浴介助をするので、夏は暑いし、冬は底冷えするし・・・
体力が消耗します💦
掃除が行き届いていなかったり、きれいとは言えない家もあります。
入浴介助・更衣介助では中腰の姿勢も多いので腰に負担がかかります。
腰ベルトを使用して腰痛を予防したり
ボディメカニクスを利用して、身体の
負担を減らすようにしています。
医療者は1人
訪問入浴は、介護スタッフ2名と看護師1名のチームで働きます。
介護スタッフは、看護師同伴であるため介護資格がなくても働けます。
入浴ができるのか判断、利用者さんの観察、ルートなど留置物の観察、専門的な知識を持っているのは看護師だけです。
そのことに責任を重く感じてしまう方もいるでしょう。
しかし、すべて1人で考えて動かなければいけないわけではありません。
医療知識はあまりなくても、介護スタッフも訪問入浴のプロです。
安全な移乗方法や、入浴方法について一緒に考えて、提案もしてくれます。
3人もいるので、観察の目は6個ある!と仲間を信頼しましょう。
3人いつも一緒
3人いるから心強い!と話したばかりですが、トイレ、食事以外は一緒に過ごすことになります。
その日のコースによっては、お昼は外食になることもしばしばあります。
もちろんそれが楽しいこともありますが、一人になりたい時ありますよね。
気の合わないスタッフももちろんいるでしょう・・・
ひとりの時間が必要な人には、ストレスが溜まる原因になるかもしれません。
急な欠勤・遅刻・早退がしにくい
訪問入浴は、常に人手不足です。
スタッフが3人いないと稼働できないので、自社スタッフで足りないところは、他の営業所にお手伝いに来てもらったり、派遣会社に依頼をします。
代わりに出勤できる人を探すのが難しいのです。
また、急に欠勤・遅刻・早退をすると、コースの調整をしなければいけません。
それでも、家族に何かあった時、自分の体調が悪い時、ありますよね。
はっきり言って事業所により「お互い様!」と思われるか「迷惑・・・」と思われるか、大きく分かれます。
面接時に、理解ある事業所なのか把握しておきましょう。
保育園のある訪問入浴会社もあるので、要チェックです✨
デメリットだけどメリットでもあるものがいくつかありましたね!
訪問入浴看護師として働くメリット
やっとメリットのご紹介です!!
・日勤のみ 週休2日
・やりがいを感じやすい
・じっくり関われる/区切りがつくから割り切れる
・ブランクがあっても復職しやすい
・時給が高い
日勤のみ・週休2日
訪問入浴看護師の1番の魅力は、日勤のみであることです。
前残業はもちろんないし、自分の仕事が終わればすぐに帰れます✨
訪問時間は設定されているので、すごく遅れてしまった!という時以外は急な残業は発生しにくいです。
また、翌日のコースは前日に決まっているので、残業になりそうな場合はあらかじめわかります。
そして、週休2日しっかり休めます。
病棟でよくある、委員会・チーム会議・研究発表など休日出勤はありません。
休み明けの夜勤入りなんてありません。
丸々1日、自分の好きな時間を過ごすことができます。
また、週1回~勤務OKの訪問入浴会社が多いので、自分のペースで無理なく働くことができます。
体力は必要な仕事ですが、休日しっかり休めるし、
規則正しい生活になったので病棟時代より疲れが
とれやすいです!
やりがいを感じやすい
やっぱり日本人てお風呂が大好きなんです。
毎日のように入浴していたのに、身体が動かなくなってまったく入れなくなった・・・
自分だったらつらいです・・・
利用者さんは週1〜2回の入浴をとても楽しみに待っていてくれます✨
介護者さんも、利用者さんのさっぱりした姿、嬉しそうな表情をとても喜んでくださいます✨
こんなにダイレクトにやりがいを感じられる仕事は、少ないと思います!
じっくり関われる/区切りがつくから割り切れる
訪問入浴は、利用者さん・ご家族とじっくり関わることができます。
病院や施設だと、そうしたくてもなかなか出来ませんよね。
お風呂に入りながら思い出話や、仕事の話、病気の話、孫の話。
1週間に1~2回ほどしか会わない私たちに、話たいことが山ほどあるのです。
ご家族も、利用者さんのこと、介護の悩み事、たわいもない会話を楽しみにされています。
自宅で、その人らしく生活しするための助けとなることができます。
一方で、時には認知症の方に暴言を吐かれたりすることもあります。
入院患者さんや施設の入居者さんだと、毎日顔を合わせるのでうんざりしてしまうことありますよね。
訪問入浴は、多くても週1~2回、1時間以内の関わりだけです。
「この時間だけ」と割り切って働くことができます。
時給が高い
関東圏の訪問入浴看護師の時給は、1800〜3000円ほどです。
日勤、介護業界としては高めです!
だから、単発バイトとしても人気なんです♪
ただ、仕事内容はほとんど同じなのに時給の差が大きいので、しっかりリサーチしましょう!
ブランクがあっても復職しやすい
訪問入浴は、ほとんど医療処置がありません。
なので、ブランクがあったり経験が少なくても働きやすいです✨
大抵どこの入浴会社も研修制度があるので、安心して働き始めることができます。
また3人1チームで回れるので、お互い相談やフォローをし合うことができます。
復職しやすいってことは、転職もしやすい
ってことですよね!
そうですね。
在宅介護を知ることができるので、
訪問看護へのステップアップとして
もおすすめの職業です!
訪問入浴で働くなら、転職サイトがおすすめ
訪問入浴は、事業所数も少なく、まだまだ知られていない職業です。
看護師は常に不足していて、求人数がとても多いです。
訪問入浴看護師は、自分の都合のいい働き方ができる上に給料も高め!
自分に合った訪問入浴事業所を見つけるために、転職サイトの登録がおすすめです!
まだ迷っている方は、登録するだけで無料で相談にのってもらえます✨
私がおすすめするのはレヴァエル看護です。
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転職にお金をかけるのはイヤなので、気軽に
利用できて便利ですよ!
まとめ
この記事では、訪問入浴看護師として働くメリット・デメリットについて紹介しました。
「看護師なのに介護職なんてもったいない」と言われてしまいがちですが、在宅にこそ「介護職目線になれる看護師」は必要です。
まだまだ知名度の低い仕事なので、訪問入浴について少しでも興味を持っていただき、皆さんの転職活動のお手伝いができていたら嬉しいです。