体力には自信があるんだけど、訪問入浴の看護師って男でも大丈夫なのかな?
情報が少なくて不安・・・
訪問入浴看護師歴4年目のよーこです。
入浴介助って、利用者さんは女性も多いので心配ですよね。
男性看護師でも大丈夫です!!
いくつか知っておいた方がいいことがあるので解説しますね。
訪問入浴看護師の仕事内容
そもそも訪問入浴看護師の役割ってなんでしょう?
簡単に説明すると
- バイタルサイン測定をして、入浴の可否を判断
- 更衣の介助
- 入浴の介助
- 処置(保湿ケア、褥瘡処置など)
- 入浴中、入浴後の状態観察
訪問入浴看護師の仕事内容については詳しく書いた記事があるので、そちらもあわせてお読みください。
訪問入浴で働く男性看護師のメリット/デメリット
デメリット
訪問できるコースが限られる
原則、女性の利用者さん宅は訪問しません。
例外として、男性看護師OKとする女性の利用者さんもいます。
男子看護師が出勤の場合、「男コース」と称してコースが組まれます。
利用者さんの入浴日と訪問時間は決まっているので、一度組まれた男コースはいつも大体同じです。
言い方は悪いですが、コースに飽きてしまう可能性もあります。
また、他の利用者さんの情報が入りにくいので、情報共有についていけない場合もあります。
事業所内に男性看護師が少ない
訪問入浴に限ったことではありませんが、男性看護師はとても少ないです。
1人いるか、いないかです。やっぱり同性の方が話しやすいですよね?
訪問入浴は体力仕事といえども、女社会です。
年齢や性別に関わらず、コミュニケーションを円滑にとれるスキルが必要です。
メリット
コースが限られるから利用者さんに慣れやすい
デメリットであげましたが、逆にメリットでもあります。
いつもの体調や、皮膚状態、家族の様子など毎回訪問しているから小さな変化に気づきやすいです。
処置内容が多少複雑なことがあっても、スムーズに行えるようになるでしょう。
何より、利用者さんとご家族に「いつものスタッフ」として顔と名前を覚えてもらいやすいです。
信頼関係が築きやすいですよね♪
力仕事が多いので頼りにされる
利用者さんが寝たきりや、立ち上がることが難しい時はスタッフ2〜3人で浴槽まで移動の介助をします。
トランスといいますが、技術はもちろん、腕力も必要です。
また、ご自宅によってはテーブルなど家具を移動させないと浴槽が設置できない場合もあります。
男性スタッフの手が増えると、力仕事がスムーズにいきやすいです。
訪問入浴看護師として働く、メリット・デメリットについて詳しく書いた記事もあります。
訪問入浴看護師に興味のある方は、ぜひお読みください。
男性看護師OKの女性の利用者さんもいる
なかには、男性の看護師の訪問を許可してくださる女性の利用者さんもいます。
もちろん、利用者さんとご家族同意の上でです。
この歳で、恥ずかしいも何もないわよ〜
なんて話す方や、意思疎通のとれない方もいます。
だからと言って、羞恥心のまったくない人なんてほとんどいません。
- 肌の露出を最小限にする
- 目線に配慮する
- 胸の洗体や陰部洗浄などは女性スタッフ(ヘルパー)にお願いする
リラックスして気持ちよく入浴できるように、見ているご家族も安心するように、丁寧な入浴介助を心がけましょう♪
オペレーターやヘルパーをすることもある
訪問入浴の世界は、常に人手不足です。
なぜなら、オペレーター・看護師・ヘルパーの3人が揃わないと稼働できないからです。
看護師の補充は、他の事業所から手伝いに来てもらったり、派遣会社に依頼します。
看護師は充足しているけど、オペレーターorヘルパーが足りない!って時に活躍することがあります。
「どうゆうこと?」って思いますよね。
自分がオペレーターorヘルパーをやってもいいと承諾してからの話ですが
それぞれの研修をして、他職種として働きます!
男性看護師で普通自動車免許があれば、オペレーターとして働くことが多いと思います。
興味があれば、訪問入浴オペレーターの仕事内容も読んでみてください。
私は、時々ヘルパーとして働くことがありますが、新鮮で楽しいです!
一緒に他の看護師と仕事ができるので、介助方法を見て勉強もでき、レベルアップもできます。
ふたつの職種ができるってものすごい戦力になるので重宝されます。
それぞれの職種の給料は全然ちがいます。
オペレーターorヘルパーとして働いたぶんも、看護師の給料で計算されるのかあらかじめ確認しておきましょう。