この記事を読むと・・・
- 訪問入浴オペレーターの仕事は女性でもできるか
- 女性オペレーターになるためにおすすめの方法
- 働く前にチェックしておくべき事業所のポイント
がわかります。
この記事を書いている僕は・・・
介護職歴10年
訪問入浴オペレーター兼管理者
無資格・未経験で介護職に転職
パート→正社員→管理者を経験
訪問入浴オペレーターの仕事といえば重い浴槽を持ち上げるし利用者の移乗も重くて大変といった理由で男性の求人ばかりですよね。
女性でも訪問入浴オペレーターとして働けるの!?といった声も多くありますので記事にしてみました。
実際に僕は何人も女性オペレーターとして活躍している人を知っています。
なんなら訪問入浴の仕事は女性3人で動いたほうが効率的です。
これから多くの女性がオペレーターとして活躍していく業界になってほしいと本気で思って書いていますので、是非最後まで読んでみてくださいね。
訪問入浴オペレーターの仕事は女性でもできる!
結論から言うと女性でもオペレーターの仕事はできます。
重い荷物を持ったり利用者を浴槽へ移動させるなど力仕事の多い職種なので男性の方が向いていると思われがちですが実はそうでもないんです。
最近は移乗のときにスライディングボードを使ったり入浴介助用のメッシュネットなどを使って体に負担のない移乗をする事業所が増えてきています。
浴槽も分割浴槽であれば10kgの浴槽を運ぶ程度なのでそこそこの力があれば苦にはならないです。
女性オペレーターチームの方が良い場面がかなり多い
- 男禁の場合
- 利用者が女性の場合
- ヘルパーが新人の場合
- 男性利用者からのウケがいい
- 女性3人で働けるから気が楽
こんなにもたくさんの優れている場面があります。
ひとつずつ解説します。
男禁
訪問入浴のサービスにはいわゆる「男子禁制」と言われる場面が多く存在します。
その逆の「女人禁制」もあるにはあるのですがかなり稀なケースです。
女性の利用者さんが男性に入浴の場面に居て欲しくない場合や障害を持った利用者さんのご家族が「男子禁制」を望んだときです。
そうした場合、男性オペレーターは浴槽を設置した後に外で待機することになり通常より多くの時間がかかってしまうことがあるのですが女性オペレーターであれば3人でのサービスを行うことができます。
利用者が女性の場合
他にも女性オペレーターであれば男性オペレーターより入浴介助にも入りやすいなどかなり利点があるので正直、力仕事の部分をクリアできれば女性オペレーターの方が活躍できます。
ヘルパーが新人の場合
女性オペレーターは新人ヘルパーからすると大変心強いでしょう。
男性オペレーターは入浴中の介助や浴後の介助のことはほとんどできません。
女性オペレーターはヘルパーとして働くこともあるので新人ヘルパーがわからないことがあったときに力になることができます。
男性利用者からのウケがいい
女性利用者からも喜ばれますが実は男性の利用者からもウケがかなり良かったりします。
なんといっても自分の左右、そして頭上にまで女性がいるんですから男性は喜びますよね。笑
女性3人で働けるから気が楽
入浴車の中で女性だけでワイワイ会話しながら仕事ができますし男性がいるとできない会話ってたくさんありますよね。
男性オペレーターだと気が利かない部分がたくさんあって言わないとトイレ休憩とか取ってくれないとこが多いんです。
女性オペレーターであればそういった男性にいいづらいところも気を使わずに仕事することができちゃいます。
訪問入浴オペレーターの求人に女性募集は少ない
求人内容に男性のみとはもちろん書いてはいませんがほとんどの事業所は男性を想定しています。
訪問入浴オペレーターの給料は魅力的なのでオペレーターとして働いてみたい女性も多くいるとは思いますが募集がなければ働くことはできません。
どうすれば女性でも訪問入浴オペレーターの仕事につけるのでしょうか。
まずはヘルパーとして働きながらオペレーターの仕事ができるか見極める
そこでまずはヘルパーとして働くことをおすすめします。
ヘルパーの仕事をしながらオペレーターの仕事も徐々に覚えればいいのです。
そんなにたくさんのことは覚えられない!と思うかもしれませんがオペレーターの仕事は正直そんなに覚えることは多くないです。
ヘルパーとして入浴車に乗っていれば利用者の家の場所だって嫌でも覚えますし浴槽の扱いだって覚えられます。
それに加えて看護師と一緒にケアの部分も覚えることができるのでオールラウンダーとして活躍することができるようになります。
女性訪問入浴オペレーターに向いている人・向いていない人
- 車の運転が好きな人
- 力に自信がある
- とにかく稼ぎたい
- 車の運転が苦手
- 2リットルのペットボトル5本持つのもきつい
- 慢性的に腰や膝を痛めやすい
以上が向いている人と向いていない人の特徴ですがもっと詳しくまとめた内容の記事がありますのでこちらも読んでみてください。
女性が訪問入浴オペレーターとして働きやすい事業所の特徴
どのような事業所が働きやすいのでしょうか。
- 分割浴槽を採用している。
- 移乗のときにスライディングボードを使用するなど工夫している。
- 軽自動車の入浴車がある
- 利用者の数が多い
- ヘルパーの仕事をするときもオペレーターの給料をだしてくれる
実際に女性オペレーターの声も交えつつ解説していきます。
分割浴槽を採用している
一体型浴槽は重さもそうですが長さが180cm近くあるので女性が背中に背負って持ち運ぶのはかなり大変です。
その点分割の浴槽であれば片側が90cmほどなので持ち運びがしやすいです。
移乗のときにスライディングボードを使用するなど工夫している
抱きかかえ移動でしか移乗できない事業所は避けた方がいいです。
スライディングボードなど福祉用具を使って体に負担のない移乗をしている事業所を選べるといいです。
体が資本の仕事ですのでなるべくリスクは減らしたいですね。
軽自動車の入浴車がある
車の運転にあまり自信がないしそれも大きなワンボックスタイプの大きい車の運転は不安・・・と言う方もいるでしょう。
そんな方は軽自動車の入浴車がある事業所を探しましょう。
車内は浴槽など物品でパンパンですが小回りも効くし何より運転しやすいのでおすすめです。
利用者の数が多い
利用者の数が多い事業所であれば女性オペレーターでも周りやすいコースを作ることが容易にできます。
利用者の数が少ない場合、女性オペレーターでは少し搬入や利用者の移乗が難しかったりでコースを作るのが難しい場合があります。
女性でもオペレーターなんだからと無茶させてしまう管理者なんかもいますがそういったことのないように規模の大きい事業所を選ぶことをおすすめします。
ヘルパーの仕事をするときもオペレーターの給料をだしてくれる
人員の関係で女性オペレーターにヘルパー役をお願いされることが多くあります。
お願いされてのヘルパーなんだからヘルパーの給料でと言うのはおかしな話ですよね。
訪問入浴オペレーターとして契約するときにヘルパー業務のときの給料についてもしっかり話し合いをするようにしましょう。
訪問入浴は男性オペレーターより女性オペレーターの方が活躍できる
以上が女性でも訪問入浴オペレーターの仕事ができる理由です。
女性はオペレーターの仕事ができないと思っていませんでしたか?
確かに体力や力は必要な仕事なので大変です。
ですが女性がオペレーターをするメリットがどれほど大きいかがわかっていただけたはずです。
訪問入浴オペレーターの仕事は給料もいいですし何よりやりがいがとても大きい仕事なのでとても魅力的な職業です。
この記事を読んで女性だけどオペレーターに挑戦したい!と思っていただけると嬉しいです。